禁煙外来Smoking Cessation
こんなことでお悩みではありませんかTrouble
- 「禁煙をしたけれども続かない」
- 「吸わないとイライラする」
- 「家族やパートナーから禁煙してほしいと言われている」
お気軽にご相談ください。
禁煙を試みたものの続かない
「禁煙しようと思っても続かない」「何度も禁煙を試みたが失敗し続けている」など、禁煙を試みたけれども続かないという方は、意思の弱さの問題ではなく、ニコチン依存と心理・行動的依存によるものだと言われています。
吸わないとイライラして落ち着かない
タバコを吸わないとイライラして落ち着かないという症状は ニコチン依存の離脱症状です。
吸っていない時間が長くなると、脳がニコチンを欲してイライラ、集中力の低下、焦燥感、不安感などの離脱症状がみられます。
吸っていない時間が長くなると、脳がニコチンを欲してイライラ、集中力の低下、焦燥感、不安感などの離脱症状がみられます。
家族やパートナーに禁煙してほしいと言われる
喫煙は、がん、脳卒中、心筋梗塞、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病などのリスク因子です。
家族やパートナーは誰よりもあなたの健康を願っています。受動喫煙により、大切な家族やパートナーの健康も蝕ばれます。
家族やパートナーは誰よりもあなたの健康を願っています。受動喫煙により、大切な家族やパートナーの健康も蝕ばれます。
タバコがやめられない理由Reason
タバコがやめられない理由として、ニコチン依存と 心理・行動的依存があります。
ニコチン依存
喫煙によって肺から取り込まれたニコチンは、脳の中のニコチン受容体に結合し、快楽を感じるドーパミンが大量に放出されます。ニコチンは集中力の向上や気分の調整を行う神経伝達物質の分泌にも関わります。
血液中のニコチン濃度が一定以下になると、離脱症状として不快感や不安感が生じ、タバコを欲してしまうのです。
血液中のニコチン濃度が一定以下になると、離脱症状として不快感や不安感が生じ、タバコを欲してしまうのです。
心理・行動的依存
「仕事効率が低下したときにタバコを吸ったら集中力が増して仕事がはかどった」「イライラしたときにタバコを吸ったら落ち着いた」など、タバコを吸って良いことがあった経験や記憶は強固に積み重なります。
他人の喫煙や、いつも喫煙していた場所、ストレスを感じた場面で喫煙を再開してしまうのが心理・行動的依存です。
他人の喫煙や、いつも喫煙していた場所、ストレスを感じた場面で喫煙を再開してしまうのが心理・行動的依存です。
喫煙による疾患の発症リスク
- 脳卒中
- 白内障
- 口腔/咽頭がん・喉頭がん・食道がん
- 心筋梗塞
- 肺がん・COPD・肺炎
- 胃潰瘍・胃がん
- 膵臓がん・腎臓がん・膀胱がん
- 子宮頸がん・妊娠合併症・不妊 ・低出生体重・SIDS
- 股関節部骨折・骨粗しょう症
禁煙治療の流れ
標準的な禁煙治療のスケジュールは、12週間にわたり合計5回の診察を行います。
各診察では、アドバイスや禁煙補助薬の処方のほか、息に含まれるタバコの有害物質である一酸化炭素濃度を測定し、改善されたかどうか確認を行います。
各診察では、アドバイスや禁煙補助薬の処方のほか、息に含まれるタバコの有害物質である一酸化炭素濃度を測定し、改善されたかどうか確認を行います。
(現在は、内服薬チャンピックスの製造が中止されており、外用薬ニコチネルパッチでの治療となっています。)
保険内で受けられる禁煙治療
禁煙治療は、2006年から健康保険等が適用され、患者様の負担も軽くなりました。
尚ニコチン依存症での禁煙治療は保険治療の適応ですが、
非ニコチン依存症での禁煙治療は自費での治療となりますので、あらかじめご了承ください。
尚ニコチン依存症での禁煙治療は保険治療の適応ですが、
非ニコチン依存症での禁煙治療は自費での治療となりますので、あらかじめご了承ください。
-
禁煙治療費について健康保険証による禁煙治療にかかる費用は、12週間で約19,000円程度(3割負担の場合)です。
-
禁煙治療が保険適用となるための要件ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)が5点以上である。すぐに禁煙しようと考えている。ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上である。禁煙治療を受けることを文書により同意している。
※2016年4月より35歳未満の方はブリンクマン指数にかかわらず保険治療が適用となりました。