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総合内科についてGeneral Internal Medicine

総合内科について
総合内科について

「具合が悪いのだけれど、何科に行ったらいいのか わからない」という場合も、遠慮なくご相談ください。

風邪、胃腸障害、頭痛、不眠、膀胱炎、肺炎、心不全、蕁麻疹、帯状疱疹などの急性疾患から高血圧症、脂質異常症、糖尿病、痛風などの慢性疾患まで、内科全般を幅広く診療しております。急な体調不良や日常の検査、診察、健康相談など、不安に思ったときは、お気軽に当院にご相談ください。
はっきりとした症状が出ているときはもちろん、「具合が悪いのだけれど、何科に行ったらいいのかわからない」という場合も、遠慮なくご相談ください。時には心の病が原因となっていることもありますので、自分だけで悩みを抱えないようにしてください。かかりつけ医として適切な診断を行い、患者様に出来るだけわかりやすい説明を行います。
緊急性のある場合にも、採血の迅速検査やCTを含めた画像的診断ができるため、できるだけ早期に診断し、治療に結びつけることが可能となっています。
所見に応じて病院での治療、入院が望ましいと考えられる際は、適切な病院へご紹介をいたします。

主な診療内容Treatment

急性疾患

  • 風邪
  • 発熱
  • 腹痛
  • 頭痛
  • めまい
  • 胃腸炎(下痢、嘔吐)
  • インフルエンザ
  • 扁桃腺炎
  • 肺炎
  • 喘息
  • 心不全
  • 急性膀胱炎
  • 蕁麻疹など
  • 新型コロナ感染症

慢性疾患

高血圧症

高血圧症

高血圧症とは

血圧は、心臓から送り出された血液が、血管を通るときに血管壁にかかる圧力です。
心臓が収縮して、血液を押し出した瞬間が最高血圧、収縮後に拡張したときが最低血圧で、高血圧は、血管に強い圧力がかかっている状態です。その結果、血管を障害していくので次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧は、特有な自覚症状がないため深刻な状態に陥るまで気づかないことが多く、心臓病や脳卒中などの合併症の引き金となるため注意が必要です。
高血圧の原因

高血圧の原因

高血圧の原因は、血圧が高くなる病気が原因の「二次性高血圧症」と、はっきりとした原因がない「本態性高血圧症」があります。高血圧症の約9割は本態性高血圧で、主に、肥満や過剰な飲酒、ストレス、運動不足などの生活習慣や遺伝的な要因が関係します。
二次性高血圧症は、内分泌系疾患や腎疾患など、ある特定の病気が原因となって発症する高血圧です。
高血圧の状態が続くと血管の動脈硬化が進行して、心臓、脳、腎臓などの病気を引き起こします。
重篤な病気の発症を避けるためにも、継続して治療を行いましょう。
どこまで血圧を下げればよいかという高圧目標は下記のとおりです。

血圧の基準値

診察室血圧 家庭血圧
75歳未満の成人
糖尿病
慢性腎臓病(蛋白尿陽性)
脳血管障害者(両側頸動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞なし)
冠動脈疾患患者
抗血栓薬服用中
130/80mmHg未満
125/75mmHg未満
75歳以上の成人
慢性腎臓病(蛋白尿陰性)
脳血管障害者(両側頚動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞あり、または未評価)
140/90mmHg未満
135/85mmHg未満
出典:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編:高血圧治療ガイドライン2019 日本高血圧学会
高血圧症の治療法

高血圧症の治療法

高血圧症の治療法は、生活習慣の改善と薬物療法です。
まずは、食事療法、運動療法、良質な睡眠、ストレスの軽減、良好な温熱環境などの生活習慣を整えます。
これらの生活習慣の改善でも降圧目標を達成できない場合には、薬による治療を開始します。
降圧薬にはいろいろな種類があるため、患者さんお一人おひとりの基礎疾患やライフスタイル、合併症などに合わせた適切な薬をご提案いたします。

脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質異常症とは

血液中の脂質、つまり悪玉コレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。
コレステロールは、身体に必要な成分ですが、必要以上に増えすぎると血管や組織を傷つけ、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くして心筋梗塞や脳卒中など動脈硬化性疾患を引き起こします。高脂血症の主な原因は食べ過ぎや偏食、喫煙、飲酒、運動不足、肥満やストレスなどが考えられます。
栄養過多の現代人には多い病気ですが、自覚症状は全くないため健康診断などで初めて指摘されて気づくことも少なくありません。

脂質異常症の診断基準

脂質異常症の診断基準を以下に示します。
空腹時採血(10時間以上の絶食)の値です。
LDLコレステロール
(悪玉コレステロール)
140mg/dL以上
高LDLコレステロール血症
120~139mg/dL
境界域高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール
(善玉コレステロール)
40 mg/dL未満
低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
(中性脂肪)
150 mg/dL以上
高トリグリセライド血症
Non-HDLコレステロール
(総悪玉コレステロール)
170mg/dL以上
高non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dL
境界域高non-HDLコレステロール血症
出典:日本動脈硬化学会(編): 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 日本動脈硬化学会, 2017

脂質異常症の症状と原因

脂質異常症の症状と原因
症状がみられないまま少しずつ動脈硬化が進み、ある日突然、心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こします。
脂質異常症の危険因子として、脂肪やコレステロールの多い食品、高カロリーの食事、暴飲暴食、運動不足、喫煙などの生活習慣や、高血圧、糖尿病が挙げられます。
家族性高コレステロール血症は遺伝が原因で、動脈硬化のリスクが高いため、積極的に薬物療法の介入を行っていきます。

脂質異常症の予防と治療法

脂質異常症の予防と治療法
脂質異常症の予防、治療は第一に食生活の見直しです。
日本食を中心に、卵や肉の脂身や、食べ過ぎ、甘いお菓子やジュース、アルコールの摂り過ぎに注意します。
動脈硬化の進行を抑える食物繊維や青魚、大豆製品は積極的に摂るようにします。
禁煙、定期的な運動、肥満の場合は減量も必要です。

糖尿病

糖尿病

糖尿病とは

生活習慣病に代表される糖尿病は、自覚症状に乏しく、 それゆえ病気であると認識しにくい病気です。
しかしながら、糖尿病を放置すると確実に病状は進行し、さまざまな合併症が出現してきます。
糖尿病は血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気ですが、つまるところ血管の病気であり、血管が多く分布する眼、腎臓、神経に特に障害を来たしやすく、失明、末期腎不全による人工透析、神経障害、足壊疽(えそ)といった重大な合併症が生じる事態にさえなります。
また、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などの致命的な病気を発症する危険性も高くなります。
そのような合併症を 防ぐために、早期に適切な治療を行うことが、とても大切になります。
糖尿病の症状

糖尿病の症状

症状がほとんどないまま経過し、高血糖の状態が続くと、疲れやすくなる、喉がよく乾いて多量に水を飲む、尿の回数が増える、体重の減少などがみられます。糖尿病で怖いのは、気づかないまま症状が進み、神経や血管、腎臓が障害されて重篤な合併症が全身に現れることです。
網膜症、腎症、神経障害は糖尿病の三大合併症です。
大きな血管の動脈硬化が進むと、心筋梗塞、脳卒中、足の動脈硬化症などの重篤な病気を発症することもあります。

糖尿病の三大合併症

糖尿病の三大合併症には、糖尿病神経障害と糖尿病網膜症、糖尿病腎症があります。
いずれも自覚症状が乏しいため、症状が出た時には、ずいぶんと病状が進んでいることが多いので注意が必要です。
以下に糖尿病の三大合併症について簡単にご説明いたします。
糖尿病神経障害

糖尿病神経障害

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害です。
その主となる足や手の末梢神経障害の症状の出方はさまざまで、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状が現れることが特徴です。
糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

眼底にある網膜という組織が障害を受け、視力が弱まります。最悪の場合には失明に至る怖い病気です。
糖尿病腎症

糖尿病腎症

尿を生成する腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が障害され、だんだんと尿がつくれなくなります。
すると人工透析と言って、機械で血液の不要な成分をろ過しなければなりません。週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活の質(QOL)は大きく低下します。現在、人工透析が必要になる原因の第一位がこの糖尿病腎症です。

糖尿病の検査

糖尿病の検査
血糖値は食事内容や検査のタイミング、活動量によって変化します。当院では血糖値、尿検査だけでなく、過去1-2か月の血糖値の平均を表わすHbA1cをチェックして、糖尿病コントロールをしています。10分程度で検査結果を確認して、食生活習慣のチェック、薬の調整を行っていきます。
長く膵臓の機能を維持するためにも、適切に血糖コントロールしていくことが重要です。

糖尿病の治療

糖尿病の治療
食事療法、運動療法、薬物療法が基本の治療です。
食事療法は、個人によって決められた適正な食事量を守り、好き嫌いをせずに規則正しく食事を摂ります。
運動療法は、1回20分~60分間の有酸素運動を週に150分以上と、週に2、3回の筋力トレーニングを組み合わせて行うことが推奨されています。
食事療法、運動療法、飲み薬で改善しない場合にはインスリン注射を行います。

高尿酸血症・痛風

高尿酸血症・痛風とは

高尿酸血症・痛風とは

血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超える状態の高尿酸血症が続くと、足の関節を中心に尿酸の結晶がたまり、痛風を発症します。
症状として、足の親指の付け根が赤く腫れて激痛が生じます。また、尿酸の結晶が腎臓にたまると、結石を生じて背部痛や腎機能障害をきたすこともあります。

高尿酸血症・痛風の検査

高尿酸血症・痛風の検査
血液検査で尿酸値や炎症反応を確認します。
そのほか、腎臓・尿管結石の確認のため、尿検査やエックス線検査、CT検査、超音波検査などの画像検査を行うこともあります。

高尿酸血症・痛風の治療

高尿酸血症・痛風の治療
まずは生活習慣の改善を図り、改善しなければ薬物療法を行います。
プリン体が多く含まれる肉類や魚介類、内臓類、魚の干物などの食品やアルコールの摂取を避け、肥満解消のために定期的な運動を継続します。
薬物療法は尿酸値を下げる薬や痛風の炎症を抑える薬などを使用します。

患者様の声
Patient Voices